ガレ場やウッズを走り抜けるエンデューロにおいて、ハンドガードは単なる装飾ではなく手の保護とレバー類の破損防止を担う生命線です。
飛び石や枝から手を守り、転倒時のリタイアを防ぐ必須パーツですが、店頭でもよく「オープンとクローズド、どっちがいいの?」とご質問をいただきます。
今回がそれぞれのメリット、デメリットと僕個人のオススメをお話しします!
オープン vs クローズド:それぞれの特徴とメリットとデメリット
ハンドガードには大きく分けてオープンタイプとクローズドタイプがあります。
それぞれ特徴とメリットとデメリットがありますね。

オープンタイプ

クローズドタイプ
- クローズドタイプ(両持ち)
- メリット: 強固な構造で、激しい転倒でもレバーを確実に守る。
- デメリット: 重く、ハンドルの左右を固定するため剛性が上がりすぎて「しなり」が消える。腕上がりの原因になり、ウッズで木に引っかかりやすい。
- オープンタイプ(片持ち)
- メリット: 圧倒的に軽量。ハンドルの柔軟なしなりを邪魔しないため、長時間のライディングでも疲れにくい。
- デメリット: レバーが折れる可能性がある。木にぶつけた時に手を負傷する可能性がある。
個人的なイチオシは断然「オープンタイプ」!
僕が個人的におすすめしたいのはオープンタイプです!
おすすめの理由は3つ!
一つ目の理由は、ハンドルの剛性を上げないため疲労度が段違いに少ないこと!
ハンドルの適度なしなりが路面からのショックを逃がしてくれるため、レース後半の腕上がりが劇的に抑えられます。
二つ目の理由は、「ヒラヒラ感」があってハンドル操作が軽快になること!
一つ目と同じ理由でハンドルの剛性が少ないので、ハンドル操作全般にヒラヒラ感が出て、ハンドル周りが軽くなった感覚になります。
三つ目の理由は、実はヒットのリスクが減少するということ。
クローズドタイプは単純にハンドルエンドが、プラス1.5cm~2cm近く外に長くなります。
さらにガード自体も強くなります。これが仇となることもあるのです。
例えばウッズセクションでは、本当にギリッギリで木を避けることがあります。
そんなときに、オープンタイプであればハンドガードがしなって事なきを得ますが、クローズドタイプは少しでもヒットすれば、ハンドルが弾かれてしまいます。
オープンタイプのデメリットはある程度カバー出来る
恐らくクローズドタイプを選択する人の心配事は三つ。
1.レバー折れちゃうじゃん
2.木にヒットした時にレバーとハンドルで手を挟んだら怖い
3.倒した時に地面にグリップが刺さってしまう
もちろん全てを改善することは出来ませんが、ある程度対策をすることは可能です。
例えば下の画像を見てもらうと、レバーはARC製にしているので、基本的には折れる事はほぼ無いと思って大丈夫です!
次に木にヒットした時の対策に関しては、Husqvarnaのハンドガードの構造を上手く利用して、太めのタイラップを1本追加することで、オープンタイプのハンドガードの強度が劇的に高くなります!
最後にグリップが刺さって引き起こしが難しくなることや、グリップエンドの破損に関しては....頑張りましょう(笑)


どうしてもクローズドを選びたいなら「樹脂素材」がオススメ
どうしてもレバー折れが心配という場合や、クローズドタイプがイイ!という方には、アルミ芯が入っていない樹脂素材のクローズドタイプがオススメです!
金属芯がない分、ハンドルの剛性を無駄に高めずに済み、防御力と疲労軽減を両立できますよ!
Husqvarna純正オープンガードはかなり優秀
Husqvarna純正のオープンハンドガードは、標準状態でもガード性能が高く完成度が抜群です。
先ほどお話ししたように、少し工夫して調整するだけで、防護範囲と強度がさらに跳ね上がります。
またクローズドへの仕様変更も可能で、樹脂製のプラスパーツを追加するだけでクローズドタイプに変身!
コースやレースによって変えちゃうのもありですよね!

セッティングのコツやガード選びで迷ったら、お気軽にご相談ください!

