みなさんは「ハスクバーナ(Husqvarna)」というブランドにどんなイメージを持っていますか??
「北欧デザインのオシャレなバイク」「白基調でちょっとオシャレなオフロードが強い」……。
そんなところでしょうかね??
確かにハスクバーナって、洗練されたデザインでカッコいいイメージっすよね!
でも実は、このブランドの歴史は、少し大袈裟に言えば、『波乱万丈、奇跡のドラマ』があったブランドなんです。
今回は、今のハスクバーナが完成するまでに起きた、ドラマをサクッと紹介します!
これを読んだらハスクバーナが欲しくなりますよ!笑
① 始まりは「銃」から。世界最古級のバイクメーカー。
ハスクバーナの創業はなんと1689年!最初はスウェーデン国王の命令で作られた「軍用の銃工場」だったんです。
あのトレードマークの「H」のロゴ、実は「銃の照準(サイト)」がモチーフになっているんです。
時代の流れとともにミシンや自転車を作るようになり、1903年に初めてバイクを製造。
ここからハスクバーナ モーターサイクルの伝説が始まりました。
1950〜70年代には、軽量な2ストロークエンジンを武器に、世界のオフロードレースを席巻して「オフの絶対王者」として君臨します。
ここから今まで脈々とオフロードの血が流れているんですよ!
しかし、1980年代後半、ブランドを揺るがす大激動の時代がやってきます……。
② MV AGUSTA(カジバ)時代と、生き別れの兄弟「Husaberg」の誕生
1987年、ハスクバーナの二輪部門は、イタリアのカジバ(のちのMVアグスタ・グループ)に買収されてしまいます。
生産拠点もスウェーデンからイタリアへ引っ越すことに。
ここで、個人的には熱すぎるドラマが起きます笑
「イタリアに行くなんて嫌だ!俺たちは故郷スウェーデンで純粋なオフロードバイクを作り続けるんだ!」と反発した現地の天才技術者たちが、会社を飛び出してブランドを立ち上げます。それが、知る人ぞ知る「Husaberg(フサベル)」なんですね!

つまり、本家ハスクバーナはイタリアへ、その魂(DNA)を色濃く受け継いだ分家フサベルはスウェーデンに残り、別々の道を歩む事になったんです。
イタリアに移った本家ハスクバーナは、その後2000年代前半に「イエロー&ブルー」のカラーを纏い、スーパーモト(モタード)の世界選手権でゼッケン#100のエディ・セェル選手やボリス・シャンボン選手が大暴れする黄金期を築きます。
「SM450R」などに憧れた人もいるのではないでしょうか?
僕も友達が乗っていて、羨ましかったですねぇ。
③ BMW時代:赤いオフロードと、オンロード「Nuda」
次にハスクバーナに目をつけたのが、なんと四輪・二輪の大手BMW。2007年にハスクバーナを丸ごと買収します。
このBMW時代、ハスクバーナのブランドカラーは「赤・白・黒」へとチェンジします。
エンジンのシリンダーヘッドが赤に塗られた、通称「赤ヘッド」のTE250などがありましたね。
さらに、BMWのエンジンをベースにハスクバーナが過激にチューニングした、ネイキッドバイク「Nuda 900(ヌーダ)」が生まれたのもこの時代です。今見てもエッジの効いたデザインでいいっすよね。


④ KTMによる買収、そして25年ぶりの「奇跡の再会」
そして2013年、ハスクバーナを救う救世主が現れます。それが、現在の親会社であるKTMです。
ここでまた熱い出来事が起こります!
KTMは、それよりも前にスウェーデンの「フサベル」を買収していました。 ということは……
そうなんすよ!KTMがハスクバーナを買収したことで、1987年に別れた「ハスクバーナ(本家)」と「フサベル(分家)」が、25年の時を経て奇跡の合流を果たしたんです!
『ナイスKTM!!』なんすよね。
フサベルの技術やスウェーデンのDNAは、すべて新生ハスクバーナへと統合されました。バラバラになったパズルのピースが、ついにカチッとハマった瞬間でした。
⑤ そして、現在のプレミアムブランドへ
今のハスクバーナが、どこか北欧の温かみを感じるスタイリッシュなデザインなのは、一時期無くしてしまった、スウェーデンの魂を取り戻したからなんですよ。
今のハスクバーナは、KTMの信頼性の高いエンジンやフレームといった最新テクノロジーをベースにしながら、ハスクバーナ独自の美学を注ぎ込んで、本来あるべき姿を取り戻した、正式なハスクバーナなんですよね!

歴史を知ると、ハスクバーナがもっと愛おしくなる!
いかがでしたか? ただオシャレなだけじゃなくて、幾多の買収や生き別れを乗り越えて、本来の姿に戻ってきたハスクバーナ。このストーリーを知ると、今までよりハスクバーナが好きになりませんか?笑
僕はなんでもそうなんですが、モノを買う時、好きになる時、その会社の歴史ごと調べて好きになる、面倒くさいタイプなんです笑
その会社が何を想ってモノを作っているか、歴史や背景を知って、想像して、そのバイクに乗る。
そんな楽しみ方もいいもんですよ!
Husqvarna東海には、そんな激動の歴史を生き抜いてたどり着いた最新のモデルたちが並んでいます!
「昔のイエロー&ブルーの時代に乗ってたよ!」というベテランの方も、「赤ハスク時代に乗ってたなぁ」って人も、「今のデザインがいいっしょ!」というライダーの方も、ぜひお店に遊びに来て、今のハスクバーナを見てやってください!

